通りから長いアプローチを歩いていくと、田畑に囲まれるように突然、目の前に現れる大きな家。
住宅密集地にありながら開けた場所に立つH邸は、黒瓦の大屋根とぐるりと巡らせた軒が個性的な住まいです。
玄関戸を開けると、横長の玄関の右手には広い趣味を楽しむ男の部屋があり、
左側の大きな窓からはウッドデッキが見えます。
さらに戸を開けると、大きな吹き抜けのリビング。
玄関ホールのない開放的な住まいは、住宅というよりも余暇を過ごすために建てられた山荘のよう。
リビングの隅に置かれた薪ストーブが、さらにその雰囲気を高めています。
1階はリビングを中心に和室とDKという間取り。吹き抜けのリビングは、屋根の傾斜を利用して杉梁を連続的に並べた天井空間がダイナミックです。
「木の家が好きで、和にモダンを入れたウッドハウスのような一般住宅にしたかった」
と奥様がおっしゃるように、隅々まで天然木に包まれた大きな空間。
エイトの住宅展示場を観てご主人が気に入ったとおっしゃる浮づくりのフローリングが、1階から2階まで続いています。
年輪の凹凸を活かした無塗装の38ミリ厚の床は、歩くたびに足裏に心地よい感触です。
梁や柱、床材は、木材の中でも調湿性や防菌性、保温性などに優れた
„音響熟成木材„
を用い、快適な住空間を作り出します。
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こだわりのポイント1キッチンと2階の一部を除いた壁はいろんな化学物質を吸着分解させる |
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こだわりのポイント2「広い階段と高い天井の家を希望しました。あとは本が多いので大きな本棚が欲しかった」と奥様。 その希望を叶えるためにリビングから続くオープンな階段の上に、ファミリースペースを配置。 リビングに面して長いカウンターを設け、壁いっぱいに大容量の本棚を造り付けています。 |
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こだわりのポイント3オープンな独立型のキッチンはL型のカウンターキッチンを採用し、ガスオーブンを備えた本格派のシステムキッチンにするなどご夫婦のこだわりが随所に活きています |